2000.09.05 : 平成12年第3回定例会(第1号) 
(18番目の発言    武蔵野市議会会議録検索ページはこちら

◯5 番(小美濃安弘君)  今回の一般質問は、大きく分けて3点についてお伺いをいたします。
 1点目は、市長交際費についてであります。さきの質問者と重複することもあろうかと存じますが、よろしく御答弁をお願いいたします。
 去る8月4日、市長・市役所交際費について監査請求が出されました。請求者は某市民グループの世話人であります。翌日の8月5日には、新聞各社がこれを取り上げ、少なからず市民の間では一つの関心事となっております。監査請求の内容がどう判断されるかは監査委員にお任せするといたしまして、市長交際費そのもののあり方など、基本的な部分について市長はどうお考えになっているかを質問させていただきます。
 1点目といたしまして、市長交際費とはそもそもどういう性格のものかということであります。
 市長交際費は、市政を円滑に運営していく上で必要な交際をするために、特定の団体もしくは個人に対して支出されるものであり、これは、市を代表する立場にある市長に与えられた経費であると考えております。市長はこの点についてどうお考えか、お伺いをいたします。
 次に、市長の公務としての役割についてお伺いをいたします。
 市長の公務としての役割は、大変多岐にわたっているものと認識しております。例えば、政治家として、市民から意見要望を収集し、政策決定を行うことや、行政の長として、市役所組織の管理運営を行うことなどが挙げられます。また、平常時だけでなく、緊急時の対応も考えますと、その役割は、まさに24時間公務と言っても過言ではないものであります。そして、市長交際費とは、こういった仕事を円滑に運営していくために使用されるべきだと考えます。そこで、市長は、この公務としての役割とはどういうものと考えているか、お伺いをいたします。
 次に、支出の基準についてお伺いをいたします。市長職は公職でありますので、いかにそれが市政を円滑に運営する手段とはいえ、特定の宗教に関するものや、身内や、近い親族に支出すべきものではないと考えます。また、市長は、我々と同じく、選挙を経て公職についておりますので、選挙活動と受けとめられるものに関しての交際費の支出は、絶対にあってはならないものであります。この点市長はどうお考えでしょうか。支出先の是非については何か基準があるのか、また、支出金額については何か基準があるのかについてお伺いをいたします。
 さて、私のところにも、請求した市民の方からでしょうか、監査請求書及び内容の内訳の写しが配付をされました。その中で、私個人としては大変遺憾な記述が多々ございましたので、本日は、その中から2点に絞り、意見を交えて質問をいたします。
 一つは、各社新聞記事にも取り上げられましたが、バーの開店5周年の会費1万円についてであります。この店の店主は元関取で、その後、青年会議所にも入会し、市内のわんぱく相撲の推進に大変功労された方でもあります。現在でも、南町、東町、境のわんぱく相撲には必ずボランティアとして出席し、相撲における礼儀作法や準備体操、そして、子どもたちに胸をかして取り組みの練習などをしていただいております。子どもたちも、わんぱく相撲に出席する要因の一つが、この店主の方の胸をかりることであるという声がたくさん聞かれております。そして、今や、わんぱく相撲を通して地域の青少年育成を図るには欠かせない存在となっております。こういった草の根の活動に対して理解が得られないということは大変悲しいことであります。市長の大きな職務の一つとして、地域で活躍されている市民を激励することも重要な役割ではないのでしょうか。確かに自分の店の周年事業というものは、個人的なお祝いかもしれませんが、先ほどの答弁でもありましたとおり、市長が公の立場で市民を激励、慰労する場合、そういうきっかけというか、機会を利用するのはごく自然のことだと考えております。本当に善意の方の気持ちを、新聞までもが書き立てるということによって、この店主の方はどれだけ傷つけられたことでしょうか。大変残念なことだと思っております。

 また、2点目は、青年会議所の卒業式に対する祝い金についてであります。青年会議所といえば、市内行事に関しても、桜まつりにおけるウォークラリーやわんぱく相撲武蔵野場所、かつては武蔵野まつりでの交通整理などなど、市内での奉仕活動は市民にも評価の高いところであり、少なからず武蔵野市に対して貢献しているものと考えております。しかし、40歳定年制をとっておりますので、毎年12月には、さまざまな活躍をされた方が卒業をしていきます。この卒業生に対し、市長が激励することのどこに問題があるというのでしょうか。
 他の案件に関しては詳しく調べておりませんが、以上の2件については全くいわれなきことであり、この請求によって、いたずらに一般市民の善意を踏みにじるかの行為に対し、大変な憤慨を覚えるものであります。この件につきましての市長の御見解がありましたら、お伺いをいたします。
 さて、次に、さきの資料によりますと、1回の支出がおおむね1万円から3万円程度となっております。しかし、五中セカンドスクール事故対応お礼金代として24万円が支出をされております。この点につきましては、金額が大きいということもありますが、事故の内容につきまして、公の場で御説明願えればと存じます。
 次に、公務以外と申しましょうか、公費以外にも、市長は交際の分野で費用を支出しているのかについてお尋ねをいたします。
 恐らく、慶弔費についてはその公的性の判断が大変難しいのではないかと思います。先ほどの質問でも少し触れましたが、市長の職務は24時間すべて拘束されているとも言えます。ということは、市長在職中に一定のつき合いのあった方は、少なからず公務としてのつき合いが多く、これらの方々の慶弔に対して、公費をどこまで支出できるのか、これが問題になってまいります。歴代の市の理事者や議会関係者などは比較的わかりやすいと存じますが、市に対しての功労は必ずしも形に残っているものだけではなく、また、2代になって形となるものもあり、その判断は大変困難であると予想されます。そういった方々との交際に対し、すべて公費で賄うのは無理であろうと考えております。公費支出以外の支出、つまり、公務とみなさないけれども、市長として交際することにより、市政の運用上必要と思われる支出は、恐らく御自分のポケットマネーから賄っているのではないかと想像するものであります。これはプライバシーに関することですのでお答えいただかなくても結構ですが、もし差し支えなければ、公費支出以外での市長の交際の内容と大筋の金額をお示しいただければ、より市民の方にも説明がつきやすいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、一般会計に占める市長交際費の割合についてであります。
 昭和58年の一般会計予算約300億円に対して、市長交際費は約500万円でした。現在では、約550億円に対して約720万円ほどでありまして、割合で見ますと、同割合であります。17年前と比較いたしますと、市民の文化活動、スポーツ活動など、市の行政の守備範囲は格段に広がっていると言えます。我々議会といたしましても、この市長交際費を含む本年度予算に賛成をし、成立させたわけですので、これについて問題にするつもりはありませんが、むしろ行政側が、今後市長交際費をどの程度の割合で考えていくのかという方向性が気になるところであります。本来、交際費というものは、初めから支出目的が定まっているというものではないため、今後も、我々議会としましては、一般会計に占める割合などで審査をしていくものと考えられます。しかし、景気の低迷により、歳入の伸びが余り期待できない今日、交際費の割合を極端に上げることは市民感情に反することも予想されることから、行政としての一定のお考えを聞いておくべきだと存じております。そこで、一般会計における市長交際費はどの程度が妥当と市長はお考えになっているか、お伺いをいたします。
 市長交際費について、最後に、情報公開についてお伺いをいたします。
 情報公開につきましては、総論としては、全国的に原則公開の流れが主流を占めております。武蔵野市におきましても、約10年前に制定されました情報公開条例を本年度改定する動きがあり、今後の動向を注目いたしております。しかし、交際費の支出に関しましては、必ず相手方が存在するものであり、プライバシーの保護につきましては慎重に取り扱っていかねばならないものと存じております。特に、各種お見舞いにおける相手先などは、当人としては好んで人に言うことではないこともありますので、プライバシー保護を十分に考えてあげなければならないと思っております。また、現行の条例では、個人名については非開示するとなっておりますが、当事者が経営する店舗の店名については開示をされており、その中には容易に個人名が認識されるものもあるなど、本条例が徹底していないようにも思われます。また、件名と金額だけの開示は、時としては説明不足のため、誤解を生む要因にもなりかねませんので、そういう点をどうお考えでしょうか、市長の御見解をお伺いいたします。
 現在まで、武蔵野市政は、ムーバスの運行や少人数特養など、国に先駆けてさまざまな施策を展開し、市民生活の向上に努めてまいりました。そういう観点からも、市長・市役所交際費は有効に使用してきたものと思われ、我々議会も予算に賛成をしてきたわけであります。今後も、市民のために、関係団体及び個人とは適切な交際関係を維持し、市政の円滑な運営のために頑張っていただきたいと存じます。
 以上で、市長交際費についての質問を終わります。

(以下略)