議員日記  2005年12月
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   2005 年 12 月 1 日(木                                                                            
12月市議会(平成17年第4回定例会)での一般質問のお知らせ
    邑上さんが市長となって閉会中の委員会はすでに11月から始まっていますが、12/2には本会議での初めての市長の施政方針演説(午前10時から)、12/6に各会派の代表質問(「むさしのリニューアル」としては大野まさき議員が代表質問します)、12/7〜12/8に一般質問が行われる予定です(市議会日程表はこちら)。
   9月市議会で一般質問をした議員は僅か7人(自民・市民クラブ・公明の与党からはゼロ)でしたが、今回は19人と過去最多と同数です。代表質問の各会派計6人とは違うメンバーが行うので、合わせると定数30名中25名が質問に立つことになります。市長が交代し、与野党が入れ替わったという状況の変化があったことで、当然のことに質問者が増えたものと思われます(一般質問予定者とテーマ一覧)。
   私は18番目の質問者として、以下の大きな3項目について一般質問します。
 
1.武蔵野市の建築確認申請業務の改善について
2.武蔵野市土地開発公社の土地価格の公表と今後の武蔵野市の情報公開制度について
3.市民からの要望・意見4点について(武蔵野日赤病院の産科縮小について、公立中学校の標      準服等についてなど)   

   毎回同じことの繰り返しで恐縮ですが、皆様是非傍聴にお出でください。今回は答弁の品位も上がり、多少とも実りのある新鮮なやり取りができるものと期待しています。当日議会事務局に電話すれば進行状況がわかります(TEL 0422-60-1883)。例によってインターネットの生中継も当日こちらのページから接続できます。今回は施政方針演説、代表質問もインターネットで生中継され、更にケーブルテレビやむさしのFMでも録画、録音で放送されることになっています。

インターネット生中継 市長施政方針演説 12/2       10:00〜
代表質問 12/6       10:00〜
一般質問 12/7,12/8 10:00〜
ケーブルテレビ 市長施政方針演説・代表質問
(前後編に分けて録画で放送)
12/8〜12/12 19:00〜
同上再放送 12/20〜12/24 19:00〜
むさしのFM
(78.2MHz)
市長施政方針演説(録音) 12/2 20:00〜
代表質問(録音) 12/6〜12/9 20:00〜
以上「市報むさしの12/1号から」


11/28(月)「外環道路特別委員会」での出来事

 この日朝10時から外環道路特別委員会を傍聴しました。今回は委員会の議論の中身ではないことについてです。

   途中から異様な音が聞こえてきたので、何かと思って行政側の席を見ると、後ろの方にいた
課長よりも上の役職の職員が大きないびきをかいて眠り込んでいました。回りの職員は注意もせず、ずーっと放置していました。上司だから注意できなかったのでしょうか?   これまでも後ろの席で居眠りしている職員は珍しくなく、議員にもよく見かけますが、ここまでひどいのは初めてでした。午後1時からの鉄道対策・農水省跡地利用特別委員会でもこの方は何事もなかったかのように平然と出席していました。
   国会でも、居眠りしている大臣や、自席で携帯のメールを チェックしたり、ひどい場合にはゲームに熱中している議員(福岡4区選出 自民党渡辺具能議員 −−「元祖しゃちょう日記」から)を、週刊誌やテレビで見たことがありますが、他がこの程度だからと言って、こういった珍妙な行為が武蔵野市議会で許されていいはずはありません。

 
この日ほど極端ではないにしても、居眠りする職員が頻出するのは、心構えに問題があるというだけではなく、実際に受け答えする職員はほんのわずかなのに、万が一答弁するかもしれない部署の職員、それをサポートするための職員が大勢出席していること、またほとんどの場合、一つの部署から複数名の職員が出ていることと大いに関係があると思います。
   私はこの2年半の間、ほぼすべての委員会の傍聴を続けていますが、上記の「万が一」のケースは非常に稀でした。つまり、何の答弁もせずに、委員会開催中はずっと緊張感のないまま座っているだけの職員が大勢いる訳で、私は以前から、出席する職員の数をもっとスリムにして、もし「万が一」の質問が出た時には内線で呼び出せばよいし、一つの部署の出席者数はもっと絞り込むべきだと考えてきました

  武蔵野市の課長クラスの給料だと、正確な資料はありませんが、時給にして5,000円〜6,000円くらいにはなるでしょう。
今回の場合は課長よりも上なので、もっと多いかも知れません。つまり2時間居眠りしても、その人には10,000円以上が自動的に支払われていることになります。これでは「タックスイーター」と言われても仕方がありません。武蔵野市ではまた、各事業の収支やコストを算出して、「個別事務事業評価実施結果集」というものを出していますが、保育園や学童クラブなどだけでなく、1回の委員会の出席者(職員・議員)全員の時給換算をして、会議のコストも出すべきではないかとも思います。
   聞くところによると職員全員に、それぞれの時給を計算して印字したネームプレートを首から下げさせている自治体があるとのことです。そこまですることに簡単には賛成しかねますが、本気で「税金の無駄遣いをなくす」ためには、思い切ったことをしないと公務員の意識改革はできないのも事実ではないでしょうか。


 

   2005 年 12 月 4 日(日                                                                            
邑上市長初めての施政方針演説
    邑上市長就任後初めての施政方針演説が2日の市議会で、大勢の傍聴者が見守る中、午前10時から約40分間行われました。議長が最初に「施政方針演説を始めます」と言うところを「施設方針」と言ってしまい、「施設はスリムだろ」などと野次られるハプニングがあり、却って雰囲気が和らぎました。
   傍聴者や議員にも施政方針の冊子は配布されていましたが、私は語られる言葉だけに耳を傾け、内容に集中するようにしました。前市長の長かった演説に比べると、短くシンプルで、内容もほぼ共感できるものだったと思いますが、緊張していたせいか時々早口になり、耳からだけだと聞き取りにくい部分がありました。今後の答弁ではこの点を修正した方が聞き易いと感じます。

「鉄道対策・農水省跡地利用特別委員会」レポート(その1)   委員会メンバーはこちら
  11/28(月)午後1時〜4時頃まで上記委員会が開催されました。設計者の川原田康子さんら2名が説明員として出席されました。委員会室には基本設計のプランに基づいた建物の大きな模型とスクリーンなどが準備され、委員会が始まると主に川原田さんから建物のイメージ映像などによる説明があり、私は最初に質問に立ちました。邑上市長と川原田さんに、この建設計画について直接質問する初めの機会でした。今日は川原田さんとのやり取りを掲載します。

武蔵野プレイス(仮称)について武蔵野市のHP

●川原田さんとの質疑

 1.建物のボリュームについて

(私の質問)
「当初の『設計プロポーザル』の段階では『ビルディングからプレースへ』と建物をスリムにする提案だったが、基本設計(こちらから)を見ると、いろいろな機能を盛り込んで、建物が大型化したとの印象がある。コンセプト通りにできなかったことに対してどんな感想をお持ちか?
川原田さん)
「地下を作り、屋上を緑化し、4階をセットバックさせるなど、ボリューム感を減らすために工夫している。建築家が建物の規模についてどこまで決定権が持てるかは難しい問題だと思う。」
 ● コンセプトとはもっと重いものでは
   建物のボリュームに対する今回の川原田さんの発言には強い疑問を感じました。ご自分が柱にして訴えた発想が支持されて選ばれた訳ですから、その部分にもっと強くこだわる必要があったのではないでしょうか。また、その核となるアイディアを実現させるために、どこまで
委員会の中で市側や有識者と真剣に議論したかが問われると思いますが、川原田さんが委員となっていた委員会の議事録を読んでも(議事録の要録はこちら)、建物のボリュームをスリムにする部分についての議論の記録がほとんどなく、建築家としての説得の場面はあまりにも少ないと感じました。正式な場以外での話し合いがあったのかもしれませんが、オープンな場で市民にも見える形で討議しなければ十分な納得は得られないと考えます。この日の委員会の中で単に「難しい問題」と語られていましたが、建築家としてご自分のビジョンを通すための言葉としては、あまりにも安易な結論づけだと感じます。

当初の低層・地下方式の提案(週刊きちじょうじのHPから)
・一度だけ開かれ、市民から多くの批判を浴びた説明会の様子(2005/7/17の日記

   前市長や担当の市幹部は、市民にも公開された最終選考会で市や前市長の意中の建築家が選に洩れ、延床面積が最も少なそうな作品の提案者が選ばれる----などということは全くの想定外だったことでしょう。しかし元来強引な前市長のことです。「人を選んだので作品を選んだ訳ではない」という屁理屈で、あれもこれもと、設備や部屋を追加するように行政側が要望した結果、現在の「基本設計」になったことは容易に想像できます。せっかくだから駅前の高価な土地を目一杯利用せよという経済効率の追求は議員の主張にもいまだに多くありますし、市役所内部など各方面からの要望、自分の代に見栄えのする豪華で大きい建物を残したい、等々の理由で設計者に強い圧力を掛け、ドンドン膨れ上がったのではないかと思われます。しかし中身を見ると会議室など、近くのスイングホールなどと連携すれば減らせるものも多くあるように思われ、再チェックが必要であると考えます。
   川原田さんにしてみれば、こういう公共の大きい仕事を途中で降りるという選択肢は、事実上有り得なかったのかも知れませんが、上述したように、ご自分の意見を主張した形跡が第三者には殆ど見えないのは残念です。

 
 2.この他の私の質問 
 
Q1)「いろいろな機能を詰め込み過ぎとの感がある、知の拠点としてもう少し図書館機能に絞り込んだプランにすべきではないか? 」          
川原田さん)「公共施設としてはバラエティがあった方が良い」

Q2)「『(この建物の中で)市民の活動(社会的・個人的)がそれぞれつながってより良いコミュニティになることを目指す』との説明があるが、簡単には実現できないと思うがどうか?」
川原田さん)「建物を作るだけではできない。運営する中で仕組みを考えることが必要」

Q3)「100年建築と言っているが具体的にはどんな工夫があるか?」
川原田さん)「物理的に100年持たせるために耐久性を高めるだけでなく、地域の中で100年愛される建物にするということだ」

Q4)「省エネを考慮と説明されているが、実際には壁面にガラスを多用し、吹き抜けや階段が多い。エネルギーが掛かると考えるが、ランニングコストを下げるためにどのような工夫をしているのか?  」                                               
川原田さん)「省エネ対策として地下を作ったこと、上の階では「領域冷暖房(人のいるエリアだけに冷暖房するために、吹き出し口を人の背の高さに置いたり、小さなエリア別にエアコンを設置する仕組み)」を取り入れた」

● 公共施設にとって本当の施主は利用者・市民
   質疑全体を通して、抽象的・建前的な説明が多いと感じました。公共施設に限りませんが、建物のデザインは斬新だけれども、実際に利用者が使いづらかったり、当初意図した利用が少なく、あまり使われていないケースなど、ミスマッチをしばしば見掛けます。そうならないためには、きれいごとの説明で素人を何となく判ったような気にさせるのではなく、利用者からの徹底的なヒアリングなど通してニーズをつかむ努力が必要なはずですが、今回の基本設計が発表されるまでそういったプロセスは私が知る限りありませんでした。
   また建物の機能を絞り込んだり連携させる工夫についても、疑問が残りました。市とも共同して、NPO活動や青少年活動についても実際に市内の団体や青少年等にヒアリングを行ったり、今ある市内の図書館にもきめ細かくリサーチしていれば、もっと実態に合ったデザインが実現されるはずだと感じます。
   100年建築については観念的な説明だけでしたし、ランニングコストについてもエアコン設置の費用対効果がどうなのか、「領域冷暖房」という聞き慣れない言葉が出てきて、よく分かりませんでした(これについては次回資料が提出される予定です)。非常にお洒落なデザインを見れば見るほど、リアリティが乏しい設計に思えます。公共施設の場合、肝心なことは「カッコいい建物」を作ることではなく、幅広い利用者が実際にその建物を使いこなして愛着を持てるかだと思います。 

   市長が変わり、市としては今後
予定を約1年遅らせて設計を再検討することになったのですから、もう少し現実的な観点からの設備の見直しや、利用者の立場に立った機能整理を是非実施して欲しいと感じます。
 


     次回は市長との質疑応答について報告するつもりです。
 



 

   2005 年 12 月 10 日(土                                                                    
代表質問・一般質問が終わって・・・(その1)邑上市政 前途多難な船出
   12/1にお知らせした通り、12/6〜12/8の間、12月市議会(第4回定例会)の代表質問と一般質問が行われました。今回は全体を通しての感想を述べたいと思います。

   今回の市議会では議長、副議長、議員選出の監査委員を除き市議27名中26人が質問に立つ(代表質問7名、一般質問19名)という異例の展開になりました。総選挙真っ最中の、9月市議会での一般質問者は僅か7人、特に自民、市民クラブ、公明の与党(当時)からはゼロで、議会軽視だとHP上で批判しましたが、市長選で与野党逆転し、全くの様変わりでした。邑上市長は3日間、朝から晩までぶっ通しの答弁で本当にお疲れさまでした。

●大きなハンデ
   元々市議会に臨むにあたり、新市長には次のようなハンデがあり、苦労することが予想されました。

1) 民間から市長になったばかりで、多岐にわたる市政全般について、実際のところまだまだ勉強中であり、個々の問題についてもこれまでの経緯など十分理解しているわけではなく、準備不足のまま自信を持って答えられないことがあるのではないか。
2) 与党議員は30名中12名で、少数与党の中、多数の野党に対して気を配りながらの答弁を強いられる。
3) 従来2名いた助役もまだ決まっておらず、市長の答弁をサポートする体制が非常に弱い。

● これまでの与党議員はどうしたか
   市長の物腰の柔らかい、低姿勢でソフトな語り口はなかなか良かったと思います。質問には関係ない自慢話が多い前市長の答弁にストレスを感じていた私にとっては、邑上市長の簡潔な答弁にはすっきりした気分を感じました。しかし数々の課題が残りました。
   土屋前市長に質問する時、 当時の与党の議員には、やたらにペコペコしたり、ごま擦りの枝葉末節的な質問をする場面も少なからず見られたので(これは私の独断的な印象です)、野党となってどんな態度でどんな質問をするのか、興味津々でした。多くの議員は時間を目一杯使い、再質問、再々質問も行いました。これは野党として当然の態度ですが、これまでやったことがないせいか、再質問のルールをよく知らない人もいました。質問中やたらに居丈高になり、前市長なら怒鳴り返すような失礼な言い方をする議員もいました。意地悪で形式論的な質問が多くありましたが、しかし中には説得力のある問い掛けを正面からぶつけ、市長が答弁に窮するような質問をした議員もいたことは確かです。

●武蔵野プレイスについて
   例えば、武蔵境駅南口に建つ予定の「(仮称)武蔵野プレイス」の見直しについて、「選挙公報にも掲載し、選挙中も『削減する』と言ってきたのに、出来上がった基本設計について『市民の意見を聞く』としか言わないのは何故か」という至極もっともな質問に対し、市長からは「まずは市民の様々な声を聞きたい」という程度の答弁しかありませんでした。これでは「逃げている」「ごまかしだ」という印象を持たれても仕方ありません。「多くの市民が今の計画に批判的であり、自分は削減を訴えて当選させてもらった以上、市長の判断で直ちにその方向で進めるという選択もあるかも知れないが、ここでは一旦自分の意見は抑えて、もう一度様々な声を聞くべきだと判断した」という位のことは言えた筈です。

●市長交際費については
   また市長交際費を一挙に5分の1以下に減額したことに対し、「無銭飲食だ」とか「義理人情を欠く」などの批判が、多くの野党議員から浴びせられました。市長の答弁は「金を使わない付き合い方をしたい。多摩各市の状況からこの程度とした」などというものでしたが、「会費制の会合はポケットマネーから支払えばよい」「名誉市民などへの高額な弔慰金をやめる」とか、もっと具体的な答弁がほしいところでした。

●何とか乗り越えたが、次回は正念場の予算審議
   ともかく、野党側には「まともな議論ができない」「腰が引けている」「哲学がない」などと、かなり軽く見られたようです。また答弁は真面目一方で面白みに欠け、特に一般質問では余裕が感じられませんでしたが(もちろんまだ当選して2ヶ月目ということはあります)、今後はユーモアを交え、時には相手を持ち上げたり、時にはバシッと切り返すなどのテクニックが求められるようになると思います。
   人事案件については、根回しがうまく行かず、1時間半あまり本会議の開会が遅れ、多くの市民が心配して傍聴に集まっていました。議案となった二人の助役人事に対し、反対討論に立った市民クラブのY議員は「候補の人柄などについて異議を挟むわけではない」と前置きしながらも、最近検査入院した一人の助役候補を引き合いに出して、「健康不安を抱えた人を助役に据えようとする市長の姿勢に疑問を感じる?」などと批判しました。検査入院は事実ですが今は復帰していますし、もう一人の候補については反対する理由が全く判りませんでした。前市長時代には長く入院された助役もいましたが、特に問題になったことはありません。これまで、私が他の人事案件で反対した時には、後ろの席から市民クラブの議員の方々が、ヤジで「候補者に失礼だ!!」とよく叫んでいましたが、明快な反論のない今回の反対こそ、候補者に「失礼」ではないのでしょうか?
   結局助役人事では、「土屋チルドレン」とも言われる市民クラブの議員4名の反対、自民2名の退席・欠席などがあったものの、賛成多数で何とか同意承認されました。市役所内部からの昇格で、会田環境生活部長、塩沢都市整備部長が、正式には月曜日に就任します。後者について「むさしのリニューアル」としては、これまでの経緯などから問題なしとしませんが、大局的な見地から賛成しました。

   次期市議会では最も重要な予算案が審議されます。邑上市長にとっては正に正念場です。多数を握る野党の内情はかなり複雑なようですが、いろいろ作戦を練ってくるものと思われます。単に自分たちの要望を通すための駆け引きの場とせず、「市民のために何が大切か」という観点での論戦を期待したいものです。



 

   2005 年 12 月 15 日(木                                                                    
陳情がドンドン採択されていく ・・・総務委員会(12/11)文教委員会(12/12)
   先週の代表質問・一般質問に続き、今週は連日各委員会が開かれています。なかなか追いつきませんが、委員会での主な動きを速報したいと思っています。

   さて、邑上市長に代わってから、委員会の雰囲気がガラッと変わりました。これまで土屋市長の与党だった自民・市民クラブ・公明などの野党側の議員の質問が多くなったことに加えて、委員会に付託された陳情がドンドン採択されるようになりました。11日の総務委員会では「法政一中・高校の跡地取得」関連5件と「八幡町コミセン移転・新築」「固定資産税減免」などが全員の賛成で、12日の文教委員会では「スポーツ施設の充実」他4件が付帯意見付きを含め全員の賛成で採択されました。これまでは採択される陳情があまりにも少ないので、市民が陳情を出す意欲がなくなっていたとも言われていましたので、この2日間の委員会の様子を見ていると、今後市民からの陳情の提出が増えるかもしれません。(陳情一覧はこちら

代表質問・一般質問が終わって・・・(その2)私の一般質問と市長答弁
   12/8には 私は18番目の質問者として、午後5時頃から一般質問を行いました。大きな項目をもう一度示します。
1.武蔵野市の建築確認申請業務の改善について
2.武蔵野市土地開発公社の土地価格の公表と今後の武蔵野市の情報公開制度について
3.市民からの要望・意見4点について(武蔵野日赤病院の産科縮小について、公立中学校の標      準服等についてなど)   

   代表質問7名を入れると25番目の質問者ということもあり、初めての議会で邑上市長もハードな日々だったと推察します。しかし、私の質問に対する邑上市長の具体的な答弁にはちょっと首を傾げる点が多くありました。以下質問と答弁をの概略をまとめました。1番目の質問項目については問題が多いと思いましたのでやや長くなりました。
 
1.武蔵野市の建築確認申請業務の改善について

   (質問)
   武蔵野市が許可した南町の建築物が今年3月に建築審査会で違法とされた問題について次のようなことを訊きました。
1) 建物自体が違法というばかりでなく、住むことを許可した市の仮処分決定も違法とされたにも拘わらず、施主等はそのまま住み続けている。このような矛盾した状況をどう考えるか。
2) これまでの議論で市長は「厳しくチェックするように指導した。」と答弁しているが、具体的に今後何を行うつもりか。
3) 建築審査会の裁決が出たあと、被害者である近隣住民からの問い合わせに対し、市役所の内規である「違反建築物に関する監察事務取扱要領」を盾に、どういう処分を行ったか、処理内容を知らせないのはおかしい。「取扱要領」を改正するつもりはないか。

  (市長の答弁)
1) 市の判断が建築審査会で違法とされたのは解釈の違いによるものと考えている。
2) 大規模修繕の時に是正してもらうように申し入れた。他の具体策は難しい。
3) 「取扱要領」を変更するつもりはない。
 
   この問題については、担当者が用意した答弁内容をそのまま読んだのでしょうが、前市長の答弁と殆ど同じで全く失望しました。
   最も疑問に思ったことは、建築審査会の裁決書で「建物の擁壁と本体は一体である」と指摘され、「擁壁は独立して存在し得ない」と断じられたことを、邑上市長が「解釈の違いだ」と述べた点です。
  擁壁とは崖などの土砂崩れを防ぐために造られる壁で、このケースでは高さは約2.9m、基底部は敷地境界から3mの広がりをもつコンクリート造の工作物として設計されていましたが、敷地境界から1.86mのところには本体建物が存在するので、独立して存在し得ないということは「解釈の違い」などというものではなく、図面を並べて見れば素人でも判ることです。擁壁と本体がつながっているかどうかで平均地盤面の高さが変わり、全体の建築物の高さ制限が変わってくるので、この点は重要なところなのですが、1級建築士でもある邑上市長は、前市長の答弁を踏襲してしまいました。これでは審査会の裁決書をあまりにも軽く考えていることにならないでしょうか。一般の人にはピンと来ない問題ですが、周囲の住民に対して市が行った業務への反省を含めもう少し前向きな答弁をされるべきだと感じました。
   民間のイーホームズなどばかりでなく、自治体なども、姉歯元建築士の言う「見る人が見ればすぐ判る」ような「偽装」を見抜けなかったことで、普通の人の建築審査に対する信頼は地に落ちています。この事例は構造の問題とは違いますが、同質の問題を含んでいると私は思っています。
   さらに答弁2)で、行政として打つ手がなかなか見つからないというのはある程度理解できますが、「大規模修繕の時に云々」というのは「やった者勝ち」を認めることになりはしませんか。また「取扱要領を変更するつもりはない」というのは、市長の公約でもある「情報公開をさらに進める」ということと大きく矛盾すると思います。
この問題については、10/26の「新市長を待ち受ける課題」の7番目にも経過をやや詳しく書きましたので、そちらもご参照下さい。

2.武蔵野市土地開発公社の土地価格の公表と今後の武蔵野市の情報公開制度について
  この件については、他の議員の質問に対しても決算参考資料などでの個別な土地価格の計上を含め、具体的で前向きな答弁がありました。ただし、現在の市の情報公開条例は市の外郭団体である財政援助出資団体を含めていない点の改正(各財政援助出資団体それぞれは情報公開条例を作っている。しかし市の情報公開条例の中では、各財政援助出資団体の情報公開について努力義務にとどまっていることが改定当時から問題とされている)について、「今後の見直しは考えていない」との答弁でした。これも担当者が準備した作文のままなのでしょうが、この部分については「今後検討するべきテーマ」として認識してほしいものです。国レベルでも道路公団や社会保険庁など、国民の目の届きにくい所で多くの不正や、料金収入や保険料を含む公金の不適切な使われ方が続いてきた例は記憶に新しいところです。

3.市民からの要望・意見 4点について   
・武蔵野市赤十字病院の産科縮小問題
   事前に市へは連絡がなかったとのことで、改築の際多額な補助金を市から受けている病院の対応としては問題があります。もっと相互の連携を考えてほしいと思いました。質問通告書を見て市の担当者が病院に電話したところ、大学側から急に医師5名を引き上げる旨の通告があったとの説明だったようですが、このようなことでは地域の基幹病院として安心して任せられないとの印象を受けました。病院側とのコミュニケーションをもっと取ってほしいと感じます。
・吉祥寺美術館の企画について
   市長のHPの日記に、吉祥寺美術館の活性化について市民からのアイディアを求める旨の記載があったので、どのような形で提案すれば良いのかを主として訊きました。割と前向きな答弁でしたが、「所蔵する美術品などを中心とした企画展」だけにとらわれた狭い範囲の企画では今後の活性化は難しいと思います。三鷹市美術館ではかなり幅広い企画をしています。見習うべき点は見習って、チャレンジしてほしいと思います。
・公立中学校の「標準服」について
   教育長から柔軟な対応が望ましい、旨の答弁がありました。教育長が一中の校長だった時には生徒たちのファッションショーも開催したそうです。女子の標準服にズボンを採用するなども含め、ドンドン前向きに取り組んでほしいと思います。
・公立小学校運動会の来賓のあり方について
   市長選公示日の前日の10月1日、四小運動会で来賓の席に、前市長と市長候補者のO氏が教育部長の隣りに座っていたことについて質問しました。市長は「問題ない」との意見でしたが、候補者が事前運動として問われるかどうかはともかく、大勢が集まる場に来場を認めた、地方公務員や教育公務員には問題はないのでしょうか。きちっとした姿勢を示してほしいと感じます。

 地方公務員法36条 
 教職員の選挙運動等の制限について
「教職員等の選挙運動の禁止等について」文部科学省の通達



   以下は番外のことですが重要なことだと考えます。一般質問の冒頭部分で、「前市長の市長市役所交際費が長年にわたって高額であり、市民とは関係ない用途に祝い金などで支出されていたこと、監査請求して棄却されたため、弁護士をつけずに裁判に訴え、一審の東京地裁で6件中5件が勝訴したこと」について事実だけを客観的に述べ、今回の代表質問や一般質問で、何人もの議員からの「誠意だけでは市民との交流はできない」などという、市長交際費削減への批判は的はずれだと述べました。
   ところがこの日の会議終了後、この発言部分を削除するようにとの申し入れが議長からありました。
理由は
 1.質問通告書にない「意見」であること。
 2.一方の当事者には反論の機会がないので不公平である。
 3.係争中で最高裁で確定していない問題である。

   1については、この3日間、他の議員で通告書にない意見を述べた人もいましたが、議長からこのような指摘はなく、議会運営の観点から公平性に大いに異論があります。2で裁判に関係する部分については事実のみを述べたもので、自分の考えを主張したものではありません。
   また3を認めると、議員は言論の場で、裁判になっている問題について一切発言できないことになり、議会自ら自由な言論を封じることになり論外です。私が原告になって起こした「市長・市役所交際費訴訟」については、過去にO元市議会議員や土屋前市長が本会議で取り上げ、自説をとうとうと語っていますが、これについてはどう説明されるのでしょうか。前市長は実名も挙げています。

O元市議会議員の発言 土屋前市長の発言

   以上のような理由から一切の削除をお断りしました。上の2例は私がまだ議員ではない時、何も知らされず、勿論何の反論の機会も与えられないまま、一方的に述べられ、市議会の会議録にも残っています。他の人でも同様の例があります。こういうことのほうが余程問題ではないでしょうか。



 

   2005 年 12 月 16 日(金
「市長退職金の1/3への削減」の議案がペンディング(継続)に・・・総務委員会12/11
  今週は総務委員会を皮切りに各委員会が開かれました(12月市議会日程表)。この日12/11、私も委員である総務委員会にはなんと合計24本の案件(議案9本・陳情9本・行政報告6本)が掛かり、朝10時から夕方6時頃まで審議があり、傍聴席も埋まりました。重要な案件が多かったのですが、その中から邑上市長の選挙公約でもあった「市長退職金をこれまでの1/3(約500万円)にする」という条例の審議についてお知らせしたいと思います。

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   この日の議案の一番目に審議された「市長退職金を4年間の任期中のみ1/3(約500万円)にする」(正式名は「武蔵野市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」という長たらしい名称)議案では、本会議の質疑と同様に野党(自民・市民クラブ)の議員から批判的な意見が相次ぎ、結局継続案件となりました。

本会議での質疑と併せて私なりに整理すると、
野党(自民・市民クラブ・公明)が「市長退職金の1/3への削減」を批判する理由とは?
市長職は激務である。市長になったばかりでまだ職務経験が浅い今の時期にすぐに条例案を提出しなくても、今後の4年間で他の特別職を含めバランスを考えるなどもっとよく検討した上で上程すべきではないか。
なぜ1/3の削減なのか、根拠が不明である。
多摩地域の他の自治体とのバランスが崩れる。
助役などの退職金がこれまでと同じ額なのはどうしてか。
「報酬審議会(職員・特別職・議員の給料の見直しのための外部委員による委員会)」での検討を経てから決めるべきではないか?

これらに対して市長の答弁を整理すると
●市長の答弁
「市長退職金削減」は選挙で公約として掲げたものである。税金のつかい方をスリムにしていくという姿勢をまず自らの退職金を削減することで示したい。
1/3の根拠は、民間で働いてきた自分の経験を通して、4年間なら大体500万円くらいが妥当だと考えた。
説明なし。
これまで助役が不在だったため、まず、自らの退職金の削減を示した。他の特別職については今後検討していきたい。
「報酬審議会」では特別職らの給料は検討するが、退職金は含まれていない。

●私の意見
   代表質問等で市長の答弁を聞いていて若干気になったのは、答弁のアピール力不足です。もちろん前市長と違って、邑上市長はソフトさが売りものという面はあるにしても、市長退職金削減はご自分の選挙公約に掲げた政策の大きな柱ですから、議会ではもっと説得力のある言葉で持論を語るべきではないかと感じました。野党の批判に対する私なりの意見を順番に整理すると、

選挙公約で多くの市民に支持された結果市長になった訳ですから、もっと「市長退職金の削減は今回の市長選で示された市民の意思である」と言い切り、野党に対しても「自分のことについて税金をスリムな使い方を実践するのに何が悪いのでしょうか?」と反論するくらいの姿勢は見せてほしいものです。

立川市では、保守系の市長が選挙で公約に掲げて市長退職金の廃止を決定してます。「他の自治体とのバランス」など考えていては、思い切った政策など実行できるワケがありません。
選挙で選ばれたわけではない助役の退職金まで市長の責任で拘束できないことは当然ですが、「これまで選挙でも市議会でも、全く言ったことがなかった助役の退職金の減額をなぜ急に主張するのか唐突な印象がある」などと言うこともできるはずです。
報酬審議会」は商工会議所や医師会などの役職者、大学教授などいわゆる「名士」の集まりです。近隣自治体等との比較などから、穏当な答申をする機関であって、この件のような政治マターの審議をするところではないし、市議会が自らの判断を放棄して報酬審に諮問すべきでもないと考えます。
   
   これまで「野党は何でも反対」と事あるごとに自民党などは批判してきましたが、立場は変わって、彼等の方が強引な反対をするようになりました。しかし、提出された案件をチェックするのが議会の大きな役割ですから、スキがあれば野党は突いてくるのは当然で、市長はまだまだ認識が甘いようです。例えば「1/3削減する根拠」を代表質問・一般質問でも訊かれたのですから、ただ「自分なりの感覚でこの位」で済ますのではなく、民間企業や他市のデータなど説得力のある材料を提示すべきです。立川市の他に福岡県久留米市でも市長退職金を廃止、尼崎市も大幅削減したはずです。板橋区やなどでも動きがあるようですが、他の委員の質問に対して、人事課長がこの日、多摩26市の市長退職金の状況について下記のように説明しました。

市長退職金を現市長の任期期間のみ廃止した自治体 立川市
給料月額×(350/100)×在職年数 を支給している自治体(給料が100万の場合、支給額は4年で約1,400万円) 青梅・府中・町田・小金井・日野・東村山・国分寺市など11市
給料月額×(400/100)×在職年数 を支給している自治体(給料が100万の場合、支給額は4年で約1,600万円) 武蔵野・三鷹・昭島・調布・福生・狛江・東大和・清瀬・東久留米市など14市
給料月額×(480/100)×在職年数 を支給している自治体(給料が100万の場合、支給額は4年で約1,920万円) 八王子市

   ともかく、11日の総務委員会ではこの議案は継続となりました。このまま「市長退職金の削減」をウヤムヤにし、総務委員会で1年半継続のまま、廃案に持ち込もうということを、仮にも野党側の議員等が考えているとしたら、それは非常にリスクの高い賭けになるでしょう。そんなことにすれば、1年半後の市議選で自民・市民クラブ・公明の野党各党は市民の大きな批判の的になるのは明白です。もちろん「むさしのリニューアル」としても論戦を戦わせ、市民に向けてキャンペーンを張るつもりです。



 

   2005 年 12 月 19 日(月
「防災・安全センター」建設費の縮減・約2億円がわかるまで
                                                                   ・・・総務委員会12/11(その2)

   12/16に続いて、12/11の総務委員会についてレポートします。
   助役が決まるまでの委員会では、前列に市長が1人で坐り、サポート体制があまりない中で答弁する場面が多かったのですが、この日の総務委員会から助役2名が同席しました。合計24本の案件の中から、今日は「防災・安全センター」関係の議案についてお知らせします。建設費の縮減について一部明らかになりました。
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「28億円の予算は今どのくらい縮減されたのか?」の回答は?
   議案の14番目に審議されたのは「防災・安全センター(仮称)」の4本(建築工事・電気設備・給排水衛生設備・空調換気設備工事請負契約)の議案でした。
  9日の本会議の中で、都市計画部長から建設費について500万円縮減されたとの答弁がありましたが、詳しい説明はありませんでした。「防災・安全センター」は当初20億円の予算が途中で約28億円とふくらんだ経緯があり、市長選挙ではこの計画の縮減が一つの争点になりました。邑上市長に代わったことで、現段階ではどの程度予算が縮減されたのかは当然明確にすべきポイントのはずです。

●結論に至るまでの施設課長の3段階答弁
1回目の私の質問
「今回出された契約案件4件で合計は約24億円となっているが、これでこの計画に掛かる費用は全てか?」
施設課長の答弁
「これ以外にもいくつかの設備工事がありこの中に計上されていない。今後、エレベータ工事・電話移設工事などの契約案件が来年から再来年に掛けて出る予定だ」

2回目の私の質問
基本設計報告書に書かれている工事費明細の内、どの工事部分の計上がまだで、どの工事部分が今回の分なのか、もっとわかりやすく説明して欲しい。また、総予算の縮減は本会議での質疑のように今のところ500万円の縮減ということなのか?」
施設課長の答弁
「基本設計報告書の工事費明細で今回の契約案件を説明することは難しい」

3回目の私の質問
「結局、現段階でいくら経費が縮減できたのか?」
施設課長の答弁
「本会議で述べられた500万円の縮減は、8階の会議室の壇床をフラットにしたために削減された金額で、現段階では設計段階での経費縮減・落札差額などで約2億円の予算の縮減になっている」

●私の意見
   「公務員の話はまわりくどい、何を言っているのかわからない、前置きが長い、結論が曖昧、責任逃れが多い」などとは良く耳にします。私も議員になってから実感するのですが、市議会での答弁はチンプンカンプンのことが多く、しょっちゅう後から担当部署へ直接質問に行くことがあります。本来、行政の担当者は、市民に対する説明責任として市議会の場でわかりやすい説明をする義務がある筈です。民間企業では「企画書は取締役がエレベータで会議室の階に着くまでに読めるボリューム、大体A4サイズ1枚にまとめよ」とか「報告は結論を先に言え」などと言われるのをよく見聞きします。しかし、これまで前市長が、委員会での質問に対して「なるべく最小限の答弁でよい、詳しく説明するな」などと常々指示してきたため、「委員会の場ではわかりやすく具体的な答弁をしなくてもよい」という雰囲気がありました。今回も施設課長から明確な回答を引き出すまで都合3回のやり取りが必要でしたが、これもこれまでの後遺症かもしれません。委員長からもこの課長に対して、質問に対してもっと早くはっきり説明するようにとの注意がありました。
   しかし公共施設建設に限らず、数字の裏付けやコスト説明は最も大事な事柄のはずです。議案としては各契約案件が4件出ているに過ぎないにしても、例えば、まず全体の予算金額の縮減の状況(金額2億円)をはっきり言った上で、これまでの概算工事費の表のどの部分が削減されたかなどを具体的に説明するべきではないでしょうか。2億円縮減の根拠もハッキリしませんでした。
   邑上市長は徹底した情報公開を掲げて市長になった訳ですから、職員の方々も同じ姿勢を持ってもらわねばなりません。私もこのHP上で、わかりやすい発言をする職員やその逆も、ドンドン取り上げていくつもりです。


 

   2005 年 12 月 20 日(火
引き続き先週12月13日の文教委員会と14日の厚生委員会の傍聴レポートです。

4件の陳情が採択されました。・・・文教委員会(12/13)
   この日は補正予算の議案と4件の陳情が審議されました。補正予算では豪雨で被害に遭った北町保育園の改修費などが審議され全会一致で可決しました。陳情については下記の4件が付帯意見付きも含めすべて同じく全会一致で採択されました。

     ・「スポーツ施設の充実に関する陳情」
     ・「市立境幼稚園での親子企画の充実と支援に関する陳情」
     ・「総合体育館弓道場”矢取り道”への屋根設置に関する陳情」
     ・「障害を持つこどもたちの学童クラブ入所資格の緩和に関する陳情」

9月4日の豪雨による北町保育園の”防潮板”設置費用630万円、予備費から同保育園の改修費への支出は3,040万円。
 
北町こどもクラブ(学童クラブ)が9月の集中豪雨で大きな被害を受けたことは何度もお伝えしましたが(9/69/910/17 など)、隣接する北町保育園は地下室こそないものの、同じように窪地にあるので、給食設備などがダメージを受けました。その修復のために上記のような多額の費用が掛かるというものです。

市立境幼稚園の陳情の審議でいくつかの課題がはっきりしました。
   
H20年度の廃止が決定されている本園ですが、H20年度に入園した2年保育の園児が卒園するH22年度までは継続されるとのことです。この地区全体の子育て支援事業・施設のバランスを考えて、本園の事業内容を充実させることが必要だと思っています。専業主婦も保育園に子どもを一時預けできる制度なども含め、保育園・幼稚園の垣根を取り払ってそれぞれの役割を近づけ、もっと柔軟に市民ニーズに対応していくことは今後の大きなテーマだと思います。

障害を持つこどもたちの学童クラブ入所資格の緩和の陳情採択で今後の課題とは?
   この陳情が出てから、担当部署は前向きな対応をしたと報告していますが、実際に現場の指導員等からは具体的なサポート体制の充実を求める声が寄せられています。定例的なミーティングだけでなく、日常的な業務の中で、担当課長等が率先して現場に赴き、問題点をまずきちんと把握してもらいたいものです。また、専門家による「相談システム」なども含め、指導員へのサポート体制が重要なので、合わせて前向きに検討すべきです。

  ●国公立・私立小に通っている子どもの学童クラブ入所の要望はないのか?

 
上記の陳情の審議の中で、自民のK委員の質問に対して、担当部長が「あそべえ(地域こども館)」に登録している国公立・私立小の生徒が約100名いると答えた後「登録者は100名だが、学童クラブ入所の希望者はいない」と断言しましたが、潜在的なニーズを把握しているのでしょうか?この答弁にはちょっと首をかしげました。全国的には働く親が増えていて、学童クラブに対するニーズは高まっています。こうした流れをつかんで、具体的な施策に生かせないものかと思いました。
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   傍聴者も多く、ほとんど全員の委員が発言し、和気藹々とした雰囲気の中で委員会は午前中に終了しました。この日、初めて出された陳情は3件で、陳述(陳情提出者からの説明)も2件ありました。生活に密着した具体的な取り組みの要望だったので、話が具体的で実現されやすい印象がありましたが、「スポーツ施設の夜間照明・テニスコートのオムニ化など」高いコストが掛かる要望も含まれているので、全体的な施設とのバランスを考えて取り組むべきテーマだと考えます。新しい教育企画課長が、保育課長時代よりも大分わかりやすいしゃべり方になり、ソフトな答弁になっていたのが印象的でした。


エコセメントの質疑・・・厚生委員会(12/14)
   この日は下記の処分組合の名称を変更する議案1本と継続の1件の陳情が審議されました。議案は賛成多数で可決され、陳情も付帯意見付きで全員の賛成で採択されました。
     
     ・議案「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合規約の一部を改正する規約」
     ・陳情「第3期介護保険計画策定に関する陳情」
     ・行政報告「三鷹駅北口・武蔵境駅周辺における路上禁煙地区指定後の調査結果について」
     
  新しい名称は「東京たま広域資源循環組合」
 
 この日出された議案は、これまでの「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」の名称が「東京たま広域資源循環組合」とする内容でしたが、委員から「この名称はゴミが循環されるなら増やしても良い、と誤解される」などと問題視する意見が出ました。この処分組合で今後本格稼働するエコセメント事業についても、武蔵野市で使用するのか、使用する場合は建築のどの部分で使用したかがわかるようにするべきなどの意見が出ました。また、今後の武蔵野市としては、エコセメント事業のためにH18年度からは年間1億4,500万円の負担が増えることも明らかになりました。質問したのは共産・無会派・民主・公明の4人の女性議員のみでした。
 

 ●国の介護保険制度の詳しい中身がまだ未定
   継続案件の陳情は、改正される予定の介護保険制度見直しに対する要望でした。
国の制度見直しの細則は来年1月末に出る予定ということで、自治体にとっても不確定部分が多い改正内容です。陳情は「法律の付則で介護サービスの本格実施を2年送らせることができるとなっているので、武蔵野市での導入はH19年度からにして欲しい」という内容でしたが、その部分は認めない形で付帯意見付き採択がされたので、来年3月からの本格実施は決定的のようです。
   私は「
武蔵野市の福祉総合計画の中間のまとめ」の市民意見交換会に2日間出席して、多くの市民が関心を寄せていることを実感しました。高齢者はもちろん、さまざまな障がいを持つ人々が行政側と連携することで、これからの双方向の仕組み作りが可能になると思います。
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   最後の行政報告では、喫煙できるマナーポイントの灰皿のデザインについての議員の意見が分かれました。女性議員2人からは鳥のデザインオブジェの意味が不明、もっと機能的な形にするべきなどと批判的な意見がありましたが、自民の議員からは支持する旨の意見がありました。しかし、野党となった自民の委員からは、この日はこの行政報告の中でしか質問がなかったのは、ちょっと情けない気がしました。野党となったのですから、もっと独自の争点・論点から、最初に手を挙げてドンドン質問し、委員会を活性化してほしいものです。



 

   2005 年 12 月 23日(金
法政一中・一高の講堂などの見学に行きました。(12/22)
   吉祥寺東町の住宅街にあるこの学校について、三鷹に移転後、市に用地取得してもらいたい旨の陳情が総務委員会に数件出ているため、同委員会のメンバー及び有志議員と共に現地を見に行きました。講堂は築20年、定員400名とのことでした。プールには氷が張っていました。この件については水面下で某ゼネコンが高額で購入交渉を進めているという情報もあります。



建築確認申請業務についての納得できない説明・・・建設委員会(12/15)
   この日傍聴するため委員会室に少し遅れて入室したところ、大勢の傍聴者で一杯なのでびっくりしました。この日掛かった案件は下記の通りでしたが、3本の議案は全員賛成で可決、陳情3本は付帯意見付きを含め全員の賛成で採択されました。行政報告も4件ありました。
 
・議案 「武蔵野市みどりの保護育成と緑化推進に関する条例の一部を改正する条例」
「武蔵野市立公園条例の一部を改正する条例」
「H17年度補正予算」
・陳情 「北町地区水害をなくす施策実行に関する陳情」
「公団住宅の値上げを見合わせ、居住者の居住の安定を図り、国会決議の全面
   実現を求める意見書提出に関する陳情」
・行政報告 「都市計画道路3,6,1号線事業について」
「JR吉祥寺駅改良計画(案)」
「構造計算偽装問題について」
「森ヶ崎水再生センター等の建設費の負担について」
  
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「構造計算偽装問題について」の行政報告
 
 現在社会的大問題となっている耐震強度偽装問題について、武蔵野市に関わる物件は含まれていない旨の説明が担当課長からありました。配布された資料を読むと、民間の確認検査機関が関わった建築の構造計算については、詳しい資料が市には送付されないため、把握できていないとの記載がありました。武蔵野市が確認申請を受理した建物については、構造計算書をどのようにチェックしているのか、その点については全く書かれていません。
   さらに、「私はよくわからないが」と前置きしたある議員の質問に答えて、この課長は
「構造計算の専門家になるためには、身長と同じくらいの高さの資料を読破しなければダメ。また、今回の事件は巧妙なので、専門家でもなかなか見抜けないとイーホームズの社長も語っている」などとの説明がありましたが、全く不適切と感じました。姉歯氏の偽装を見破った渡辺(アトラス建築事務所)は「専門家であれば、ちょっと見ればすぐにわかる」と語っていましたし、姉歯氏自身も「すぐにバレるだろうと考えていた」と言っていました。 自治体の建築確認申請に対して疑問の声が上がっている今、自分達の専門性を過大にアピールするこのような発言は、客観性にも欠け、議員を見下しているような印象を持ちました。
   また、建築確認申請資料の保存について大野議員が質問した際、この課長は「建築確認の申請書は保存5年である。永久保存するのには保存場所が必要だ」などと答えました。この件については8日の私の一般質問で、すでに邑上市長が「デジタル化を含め、永久保存を検討する」と語っています。市長の発言を全く無視した、こんな後ろ向きの答弁が許されるとは到底思えません。もっと誠実な答弁をするべきです。

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   JR吉祥寺駅のエレベーター設置が延期されることが行政報告されました。聞くところによると、JRの耐震補強の工事計画が前倒しして行われるためだそうです。エレベーター設置の話が出た途端、急に先行して耐震補強を行うことになったというのは、どうも腑に落ちない話で何か気になります。


 

   2005 年 12 月 24日(土
映画「もっこす元気な愛」のお知らせ
   私はまだ作品を紹介した短いビデオしか見ていませんが、現在「ポレポレ東中野」でこの映画を公開中です。最近プロデューサーである神吉良輔さんにお目に掛かる機会があり、撮影中のこぼれ話などを聞かせていただきました。文化庁の支援も受けているそうですが、商業ベースに乗らないこういった映画を作るのは大変なことのようです。
   映画の内容については「
脳性麻痺で身体障害者として暮らす青年を追った、心に響くドキュメンタリー」という説明がありました(ENJOY TOKYO)。勿論実際に見てみないとどんな映画かはわかりませんが、紹介ビデオを見る限り、これまでの障害者をテーマにしたものとはずいぶん雰囲気が違うようです。「妻はフィリピーナ」という作品で1993年度日本映画監督協会新人賞を受賞した寺田靖範監督の2作目の映画です。
   急な話ですが、明日25日(日)には、上記上映館で19時の回の上映前にこの映画の音楽監督で、主題歌『もっこす元気』を歌っている趙博(ちょうばく)さんのミニライブがあるとのことです。
興味のある方は是非いらして下さい。

・ポレポレ東中野   MAP  上映スケジュール (バリアフリーで、車椅子トイレ、エレベータ等あり)
・映画紹介  YOMIURIエンタメ情報       公式HP



「鉄道対策・農水省跡地利用特別委員会」レポート(その2)・・・11/28・12/16

   12月16日(金)の午後1時から、邑上市長になって2回目の農水特別委員会が開催されました。まだレポートしていなかった、11/28の市長との質疑と合わせて16日の委員会の模様をお知らせします。                                                       

●11月28日の邑上市長との質疑・・・「基本設計を見ての感想は?」
    この日は川原田さん等設計者側の出席があり、設計者との質疑は12/4にレポートしましたが、邑上市長にも下記のようにいくつかの問いかけをしました。
 私の質問
「今回の基本設計を見てどんな印象を受けるか?」
市長の答弁
「敷地の南半分に工夫していて、中はゆとりある空間づくりをしているが、外回りを図面で見ると道路際まで建て詰まっていて、圧迫感がある。今後、地域で意見をもらって検討していきたい」

私の質問
「武蔵野市の図書館のネットワークをどう考えるか?西部図書館の今後についての考え方は? 他の図書館の会議室を市民に開放することは考えているか?」
市長の答弁
「3駅を中心としたまとまった図書館は3館くらいで良いと思うが、身近なところに小規模な図書館を別枠で考えることも必要だと思う。西部図書館は長期計画にあるように新たな図書館に統合させる方向性である。中央図書館・吉祥寺図書館の会議室は機能的には開放しやすい形になっていない面がある。今後市民が利用できるように検討していきたい」

   市長からは基本設計について「圧迫感がある」との率直な言葉が返ってきました。この委員会に初めて出席し、まだ助役もいない中での答弁でしたので、若干控えめなものでしたが、「都市プランナー」でもあるご自分の考えをかなりハッキリ表明したものと受け止めました。
   西部図書館の今後のあり方については、長期計画の考えを踏襲する姿勢でちょっと残念でしたが、最初から決めつけず、地域の中でよく意見を聞きながら、人々に支持されるユニークな場所として残してほしいと思います。     


12月16日(金)の主な質疑
私の質問1
策定委員会の議事録を開示請求して入手して読むと(H16年11月16日)事務局から「会議室は 5〜6つは必需品だ」などとの説明がある。策定委員会での自由な討議を妨げる、このような事務局からの発言は不適切だと考える。これまでこの報告書は『策定委員会の総意』と説明しているが、実際にはこのような誘導がある。それでも『策定委員会の総意である』と主張する根拠は何か? 次回、この議事録の内容を確認した上で、その根拠を説明してほしい」
担当課長の答弁
「様々な議論があり、最終的に総意をまとめてこの報告書にした。議事録が手元にないので、発言については確認できない」
企画調整室長の答弁
西尾委員長の委員会の報告書でも会議室の必要性が記述されている。幹事会(メンバーは市の部課長などで構成)と策定委員会の役割分担があり、幹事会で検討したものを委員会へ提案し、最終案になった。指摘された発言については記憶にないが、議事録にあるのであればそうなのだと思う」

私の質問2
「建築設計の専門家の職員が企画調整課内にいるとのことだが、 施設課との二元管理となり問題があるのではないか? 企画調整課で建築関係の専門担当者が必要というのなら、抱えているプロジェクトチームのメンバーを公表し、それぞれの役割をオープンにするべきではな いか?」
施設課長の答弁
「二元管理ではない。市の施設は施設課がすべて管理している」
企画調整室長の答弁
「企画調整課に専門家の職員はいるが、まちづくり計画などをチェックする担当者としてで、新公共施設の専任ではない」

●コメント

  質問2で、結局設計などがわかる専門の職員は企画調整課に存在し、委員会にも出席していました。「領域空調」などについての施設課長の説明(※11/28の委員会で懸案になったことに対する川原田さんからの回答)は、紙を読み上げているだけだったので、基本設計段階では施設課はほとんど関わっていないと改めて感じました。企画調整課に配属されている専門家の職員は「課長職」ではないのかもしれませんが(委員会での答弁は課長以上が説明することになっています)、この人の方が具体的な説明ができるのは明かです。また
、この日のやり取りで(私の質問がわかりにくかった点を差し引いても)企画調整課の方々が、専門家の職員の存在が明らかになることを何か嫌っているように感じられました。

☆★☆★☆
   最後の自民の委員から邑上市長に「基本設計はベストだと思って市民に対して出しているのか?」との問いかけがありました。市長からは「ベストとは思っていいない。規模1万uの根拠を各課に投げ掛けているが、根拠が見つかっていない。建設に59億円も掛かる事業なので、慎重を期すべきだと考えている」との答弁がありました。この日の質疑では、市長が自分のスタンスをはっきりと主張していて、代表質問・一般質問などの答弁よりもぐっと踏み込んだ中身となっていました。
   しかし、担当者等の答弁を聞く限りこれまでのプランを見直すことについて、強い抵抗があることがにじみ出ていました。この事業計画の見直しを掲げた候補が市長になったのですから、修正があることは想定できるはずです。市長の考えを理解、協力できない「抵抗勢力」は
いずれ力が衰えるのかも知れません。ただし、殆ど全ての管理職は前市長のもとで育ち、今のところ様子見のようですから、先行きは不透明です。
   この他に、領域空調のコスト、維持管理費用の3億7千万円の明細、他の公共施設のランニングコストなどについて、2人の委員から資料請求があり、次回の委員会に提出されることになりました。 


 

   2005 年 12 月 26日(土
国交省と都の担当者が出席した懇談会の開催・・・外環道路特別委員会(12/16午前中)
   この日は国交省と都の担当者(国交省関東地方整備局3人、東京都都市整備局2人)を呼び、現状の進捗状況を聞きながら質疑応答する場が開かれました。通常の委員会は10時過ぎに終了し、その後12時まで懇談会が続きました。多くの市民が傍聴する 中、国・都の担当者に対して委員からの質問がドンドン出され、なかなか活発なやり取りがありました。大体の回答は割とお決まりの内容だったように感じましたが、中には率直な答弁もあり、今後の参考になりました。
   私と同じ会派(むさしのリニューアル)の大野議員も最後に質問して、「前市長は2年前に、『外環道路”反対”特別委員会という名称では今後武蔵野市が不利益を被るので、”反対”を名称からはずすべきだ』と言ってたが、そういう(名称の)影響はあるのか?」と訊きました。国交省の担当者からは「『(反対をつけた委員会の名称では)やりにくいか?』とのご質問かと思うが、自分の立場からは答えられない。それぞれの自治体で考えること」との答弁で終わりでしたが、なかなか興味深い質問でした。議員ほぼ全員から質問があり、いつもの委員会よりも中身が濃かったと思います。計画を進めている当事者との、このような意見交換の場は初めてだと思いますが、武蔵野市議会としての姿勢を示すためにも、継続的にこのような機会を設定してほしいと感じます。
 
      .※東京外かく環状道路公式HP

●「地上部街路」についての質疑
最も質問が集中したのは、大深度(道路をトンネルを掘って通す方法)で工事を行う場合、地上部の都市計画線は残るのかどうか、地上部はどのような計画に変更していくのか、ということでした。市民クラブのT委員からも「他の自治体が地上部街路を作れと申し入れた場合、武蔵野市では作るなと言っても作られてしまうのではないか?」との懸念が表明されました。都の担当者の一人からは「地上部については @グリーンベルトにする A10m道路を作る(都市計画道路の変更要)B地上部をやめる(都市計画線を消す)の ”3つの提案”をしている、それぞれの地域の実状に合わせて検討していく」との答弁でしたが、もう一人の都の担当者からは「最初から地上部道路ありきではない。しかし、区市(の境界)が変わってぴたっと道路をやめる訳にはいかないが、何が何でもやるわけではない。」とのちょっと苦しい答が返ってきました。資料として提供された「外環ジャーナル第20号」(PDF版目次)でも、地上部街路についてのQ&Aでは、ほんの少し言及されているだけで、これでは住民の疑問には答えているとは言えません。この点については地域の住民にもっと具体的に説明した上で、地上部をどのようにするかの合意形成をはかることが大事だと感じます。現実には、計画線の区域内に住む方たち大部分は、そのまま住み続けたいと考えているのではないでしょうか。

●結局「PI協議会など」でこれまでの計画の何が修正されたかがよくわからない。
  日本で初めて道路計画にPI(パブリックインボルブメント)の手法が導入され、国・都・地域住民による協議会が開催されました。住民の声に耳を傾けるという意図で、こういった会議を開催したこと自体は評価できますが、残念ながらどの部分に住民の声が反映されたのかがあまり見えてきませんでした。今回の懇談会でもその点の明確な説明がなく、質疑の中ではっきりしたのはせいぜい、杉並区にインターチェンジを作らないで「ハーフインター」にするといった修正くらいでした。国・都がさまざまなパンフレットでこの計画の宣伝をしていますが、どれもきれいごとが多く、この日議論が集中した「地上部街路」についても、具体的な説明が欠けていると思います。住民から最も大きな疑問の声が寄せられていることにこそ、国や都は財政的な裏付けも加えた説明書などを作り、今後の進め方を明確に示すべきではないでしょうか?  また、現在の3つの提案についても @のグリーンベルトの案などは財政的にはほとんど不可能だと思われます。この辺の内容も、もっと現実的な観点から整理しないと説得力がありません。

           PIとは (三井情報開発総合研究所の解説)            PI外環沿線協議会
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   最初は、国・都の担当者も予告ナシの質問をぶつけられて大変だろうなと思っていたのですが、懇談会の中ですらすら答弁する中身を聞いている内に、これらの質問には担当者は皆馴れていて、お決まりの答弁をしているのだろうな、と感じました。しかし、国・都から5人の出席者の内、(東京都からの)1名の方は割と正直に説明していたように思いました。紋切り型の説明だけでなく、率直で本音に近い話しをする方が説得力を持ち、住民の心にも届くはずだと感じました。